MITSUKO ~遥けき伯爵夫人~
朗読・歌:香寿たつき/企画・演出・音楽+演奏:林英哲
「MITSUKO〜遥けき伯爵夫人〜」
ご挨拶 林英哲
昨年、惜しくも逝去された吉行和子さんの代表作「MITSUKO〜世紀末の伯爵夫人」を、この度、香寿たつきさん(元宝塚歌劇団星組トップスター)を迎えて、吉行和子さん追悼公演として上演する運びとなりました。
吉行さんが海外公演も含めて13年間続けて来られた一人芝居の作品です。長年親しくさせていただいた私が、太鼓演奏版のドラマとしてやってみたい、とお願いしたところ大変喜ばれ、作・演出の大間知靖子さんのご快諾も得て企画がスタート。去年の夏、入院先から「とっても楽しみ、観るまで頑張る」とメールを頂いておりましたが・・・。
この物語の主人公”青山みつ”(後のMITSUKO)は実在の人物です。文明開化からまだ日の浅い明治初頭に、一介の江戸庶民みつさんは、オーストリア・ハンガリー帝国の外交官として来日したクーデンホーフ伯爵に見初められ18歳で結婚、海を渡りヨーロッパで名家の伯爵夫人として生き、夫亡き後も日本に一度も帰ることなく生涯を終えました。7人の子供を産み育て、当時のローマ法王ともフランツ・ヨーゼフ皇帝とも会話した唯一の日本人−−−数奇な運命を受け入れ、前向きに耐え抜いた聡明な日本女性です。
その主人公に、今回は香寿たつきさんをお迎えします。香寿さんは、宝塚雪組時代に私が太鼓指導して以来のご縁。その数々の名演は多くのファン、舞台関係者も絶賛する傑出した実力派歌手・俳優で、今回はモノローグ劇(朗読劇)としての上演ですが、歌や舞い場面もありこれ以上ない適役です。宝塚がお好きだった吉行さんも、たいそう期待されていました。
この度の太鼓での朗読劇という演出ですが、実は私はこれまで主に美術家を主人公にした舞台(マン・レイ、伊藤若冲、高島野十郎、藤田嗣治、横尾忠則、ダンテ、空海、ほか)の劇的音楽作品を創作、演出して来ました。
“太鼓はお祭り大音量”のイメージを持つ方々には意外に思われるかもしれませんが、太鼓を演奏楽器として音楽的な可能性を広げるべく活動して来て55年。今作は私の新たな挑戦であり、長年私を温かく応援して下さった吉行和子さんへの祈りを込めた作品として、また香寿たつきさんにとっては初の独演ドラマとして、良い舞台にすべく意気込んでおります(和子さん、見ていて下さいね)。
皆さま、この前例のないモノローグ・ドラマ、どうぞご期待下さい。
「遥けくも来つるものかな 伯爵夫人」(思えば、はるばると遠くまで来たものよ)

| 日時 | 2026年 5月16日(土) 開場 13:30 開演 14:00 |
|---|---|
| 場所 | 築地本願寺ブディストホール |
| 料金 | <全席指定>¥8,800-(税込) ※※未就学児入場不可 |
| 備考 | ※公演の延期や中止等を除きチケットの払い戻しはいたしておりませんのであらかじめご了承の上ご購入をお願いいたします。 ※※車イス席をご希望のお客様はご予約時にお知らせください。 |
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